扇子と一口に言っても、夏扇子・舞扇子・飾り扇子など様々な種類があります。
このページでは、各種類についての簡単な説明と選び方をご紹介させていただきます。
夏扇子(なつせんす)
夏扇子は、あおいで涼をとるための扇子で、気軽に普段使いしていただけます。
扇子の一般的なイメージに一番近いのが夏扇子だと思います。
夏扇子という名前ですが、夏以外の季節も含めて一年を通してお使いいただける扇子です。
夏扇子には、女性用と男性用があり、女性用は男性用よりも一回り小さいサイズとなっています。
夏扇子は京都らしい和を感じさせる絵柄と、高い実用性で、誕生日をはじめとした各種プレゼントや、京都旅行のお土産としても人気です。
舞扇子(まいせんす)
舞扇子は、日本舞踊をはじめ、民謡舞踊・新舞踊など、舞踊全般で使うための扇子です。
華やかな柄の舞扇子はお部屋の飾り用として使うこともできます。
夏扇子に比べると大きなサイズとなっていて、あおいで涼を取るための扇子ではありません。
舞扇子の骨の色には、白竹(しらたけ)・塗骨(ぬりぼね)・煤竹(すすだけ)などの種類があります。
基本的に、白竹は稽古用に使われることが多く、塗骨と煤竹は舞台で使われることが多いです。
舞扇子については、日本舞踊に精通した店主が各流派、演目に合わせた扇の御相談にも対応いたします。
また、ネットショップに未掲載の舞扇子も多数取り揃えております。
飾り扇子(かざりせんす)
ご自宅のインテリアや、飲食店・旅館などお店の飾りとしてもお使いいただけます。
夏扇子に比べると大きなサイズとなっていて、あおいで涼を取るための扇子ではありません。
季節やシチュエーションに合わせた様々な絵柄があり、縁起のいい絵柄もありますので、お祝いごと等の贈り物としても人気です。
ちなみに、扇子は形が末広がりであることから、扇子自体が縁起物とされていて、飾り扇子だけでなく夏扇子なども贈り物に最適です。
仕舞扇(しまいせん)
華やかな絵柄のモノも多く、お部屋の飾り用として使うこともできます。
夏扇子より大きなサイズで、夏扇子とは形も違いますので、あおいで涼を取るための扇子としてはお使いいただけません。
祝儀扇(しゅうぎせん)
祝儀扇は礼装用の扇子で、結婚式や披露宴、結納等の席に出席する際に持つための扇子です。
状況によって持つ扇子の絵柄に決まりがあり、結婚式・披露宴・結納といったシチュエーションや、新郎・新婦・招待客といった立場、和装か洋装かといった服装などに合わせて選ぶ必要があります。
茶扇子(ちゃせんす)
茶席で挨拶する時に閉じたまま膝の前に置いて結界に見立てるという使い方をします。
扇ぐための扇子ではありませんので、開いて使用することはあまりありません。
当店のネット通販で取り扱っている扇子の種類と選び方についての説明は以上となります。