今回は、当サイトへお寄せいただいた扇子に関する体験談をご紹介します。
今回は、季節を問わず扇子を活用している女性の体験談です。
扇子との出会いは十年ほど前
頻繁に扇子を使い始めたのは、ほぼ十年ほど前からになります。
それまでは、扇子は着物の時にという思い込みと、年配のご婦人が使う物というイメージを持っていたからです。
今思えば、本当に発想が貧困だったと思います。
いつだったか忘れましたが、夏場に駅のホームで若い女性が可愛らしい扇子を持っていたりするのを見て、扇子って実はものすごく便利な物じゃないかと思ったのが興味を持った切っ掛けです。
最初の扇子は雑誌の付録
とは言え、昔からの扇子へのイメージがあってなかなか自分で買うということが出来ずにいる時に、雑誌の付録として付いてきたんです。
これ幸いとそれを使い始めたんですが、やはり50代にもなったおばさんが付録の扇子を使っているというのも気になってきました。
これはもう買っても使うだろうと思い始めたものの、地元の大阪では、なかなか思うようなものに出会えませんでした。
一年ほどして、たまたま京都へ出た時に、お土産で並んでいる扇子を見掛けました。
京都で見つけた扇子は・・・
土産物屋さん風にはなっていましたが、そこはやはり京都の扇子屋さん。
舞の時に使うようなとても手の出ない高価なものも置かれていました。
もちろん、そんなものを普段使いにする勇気もありませんし買えるわけでもないですから、手頃な3千円程度のものを購入しました。
扇子と共柄の袋もセットになっていたので、持ち運びにも便利なところが気に入っています。
専業主婦ですので、お勤めをされている方のように毎日出掛るわけではありませんが、電車やバスに乗った時に扇子があるととても便利です。
扇子は夏以外の季節も便利です
扇子と言うと夏場のもののように思われるかもしれませんが、これが案外どの季節にも重宝する物で、乗り物内はもちろん建物内などでも案外使う場面があります。
特に春や秋の本当なら過ごしやすい筈の季節でも、人の熱気で必要以上に暖かくなりすぎるところは出てきます。
洋服の脱ぎ着で調節できるようなときは良いのですが、そうもいかない時に、バッグの中に忍ばせた扇子がかなり役立ちます。
冬場に扇子を出すのは、慣れるまではちょっと勇気が要りますが、そういう時は暑いと思ってる方は他にもいらっしゃるもので、私が扇子で煽ぎ出すと羨ましそうな目で見られたりします。
今では、常にバッグに入れています
今では、扇子は夏のものと言う考えを捨てて、出掛ける時はバッグに財布を入れるのと同じ感覚で扇子も忍ばせていくようにしています。
今持っているのは臙脂地に花柄の扇子なので、今度は雰囲気の違う夏らしい涼しげな淡い色合いの落ち着いた扇子をもう1つ買えたらと思っています。
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今回の体験談は以上になります。
当店「山武扇舗」のネット通販では、体験談に出てきたような扇子(夏扇子)を多数扱っていますので、よろしければそちらもご覧ください。