【体験談】京都旅行で見つけた愛用の扇子

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夏扇子(女性用)ナデシコ・水色地
今回は、当サイトへお寄せいただいた扇子に関する体験談をご紹介します。

 

今回の体験談は、いつも扇子を持ち歩いているという女性のお話です。それではどうぞ。

 

京都のホテルで見つけた扇子

初めて自分用の扇子を手にしたのは、30代前半の頃の夏でした。

 

京都へ家族旅行に出かけた際に、宿泊したホテルのお土産売り場で見つけました。

 

上品な売り場には、ガラスのショウケースがゆったりと並べられています。和風のちょっと高級な民芸調の、バッグや帯留めや染物等が美しく鮮やかに飾られています。

 

奥の方のケースの中にあって、一際目を引いた物が私の扇子です。透き通るような淡い水色の中に、かの有名な花柄が優しく浮き上がっています。綺麗な収納ケースも添えられてあります。

 

すぐ傍には、同柄の一連の物で、小物入れやハンカチやスカーフ等がみごとな設えで引き立てられています。

 

目にするや否やその扇子を手に取ってみたくなり、お店の方にショウケースを開けて頂きました。まるで、私が来るのを待っていてくれたかのようにキラキラしているように感じました。

 

こうなると、専業主婦の身には少々お高い贅沢な物でも物欲は抑えがききません。ひざ掛け用のハンカチとお揃えで買い求めてしまったのです。

 

こういう時でないと、そういつでも気に入ったものが、見つかることは少ないのだからと、割り切っていました。

 

そして、今年還暦を迎える今でも大切に扱っているのですから、間違いのない選択でした。

 

扇子はいつもバッグの中に

夏用の扇子ですが、一年を通してバッグに入れて持ち歩いています。

 

暖房の効いた映画館やレストラン、夏の繁華街のショッピング、駅のホームや百貨店の人ごみの中等々、よく活躍してくれます。

 

最近では、結婚式場や学校関係のセレモニー会場等でも重宝したばかりです。

 

その場の空気に応じて、さり気なく取り出しては気持ちよく使えて、またコンパクトに納められるのですから実に便利ですね。お気に入りの香水を振りかけておけば、幸せ気分満開です。

 

地元大阪泉州地域ではオシャレな民芸品は少なく、大阪市内の方面へお買い物に出かけた折に、専門店や百貨店で扇子を目にした時に立ち寄ったりはしています。

まだ、色々な扇子を持って使い分けると言える程では無いのですが、若い人はまたちょっと違いますね。

 

扇子をお洒落に使う娘

母親が扇子を使う様子を幼いころから見るとはなしに目にしている娘には、持っていて当たり前の小道具と映っているのです。彼女は中学生の頃にはすでに5本以上は持っており、高校生になると、丈の短い物や大振りの物を色とりどりに揃えています。

 

特に夏祭りの時にはそれ用のを新たに購入したりして、オシャレの一環として楽しんでいるようでした。

 

浴衣の色柄に合わせたり、小物入れのサイズに合わせたりと工夫していました。

和服の着用が少なくなって来た昨今でも、扇子は和服にも洋服にもしっくり落ち着くものですから、老若男女を問わず自由な使い方が出来る処が魅力です。

 

素材や色柄をうまく組み合わせてアクセントの様に使いこなせば、ドレスアップして出かけるパーティーや大事な記念式典等にも和洋の服装を選ばず大活躍してくれます。

 

若い女性だけでなく、若い男性にこそ広まって欲しいところですが、息子が使っているところは今だ見たことがありません。

 

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今回の体験談は以上になります。

 

当店「山武扇舗」のネット通販でも体験談に出てきたような夏用の扇子を多数扱っていますので、よろしければそちらもご覧ください。

 

夏扇子(女性用)の一覧はこちら

 

夏扇子(男性用)の一覧はこちら

 

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