今回は、当サイトへお寄せいただいた扇子に関する体験談をご紹介します。
プレゼントのための扇子をネットで購入した方の体験談です。
ネット通販でプレゼントの扇子を購入
私は52歳の女性で、専業主婦です。青森県北津軽郡板柳町に住んでおります。
私はこれ迄、1度だけ扇子をプレゼントしたことがあります。
その扇子はインターネット通販で京都の扇子店から購入しました。もう10年程前のことになります。
扇子は「8寸誠扇子/白」という商品で、新選組が好きな夫が最初に気に入った物でした。
白地の扇子に黒文字で「誠」と扇子の真ん中に書かれてあり、隅に金色で「新選組」の文字が書かれてある物でした。又、家紋も印刷されていました。
プレゼントの相手はアメリカ人
この扇子は、当時親しくしていた地元の中学校に英語を教えに来ていたアメリカ人の先生の弟さんにプレゼントしました。
弟さんが高校卒業の記念にはるばる日本へ遊びにくると聞いた時、何か記念になるお土産がいいと夫と相談して買った物でした。
新選組の「誠」は、新選組の象徴のようなものであり、真実や偽りのないという意味があることから選びました。
アメリカ人の18歳の男の子が喜んでくれるかどうは不安でしたが、渡したところとても喜んでくれました。
扇子は日本的な物であるということ、漢字の意味を聞いて日本の歴史が少し学べたこと、そして「誠」という字の見た目がかっこいいと言って喜んでくれていました。
高校を卒業したばかりの男の子ですから、多分見た目のかっこよさに惹かれたというのが一番の理由だったかもしれません。
滞在中は扇子をよく使ってくれました
暑い時にさっと仰いで風を感じて涼むのだと言うと、滞在中はよく使ってくれました。ラーメン、焼肉を食べて暑くなった時もさっと取り出して使っていました。
外国人に人気のある扇子は富士山や桜だと聞いたことがありましたが、日本の歴史も垣間見えた新選組の扇子を選んで良かったと思いました。
弟さんが嬉しそうに扇子を取り出して使っている姿を見て、私は扇子は美しい物だとあらためて思いました。
扇子だけではなく、古来からの和の品物は見ることやあることに慣れてしまってその良さを忘れがちでした。
帰国後も扇子を・・・
先生が教えてくれたのですが、弟さんはアメリカに帰ってからも扇子を使っていたそうです。
南部の方に住んでいたので、気温も高くクーラーのないと所では涼しげに感じられたかもしれません。
先生はもう日本を離れましたが、近い将来お母さんと一緒に又青森を訪れたいと連絡がありました。
お母さんにも是非、扇子をプレゼントしたいと思います。
女性には優しい和柄か、それとも花や自然のモチーフがいいのかと、どんな扇子をプレゼントしようかと選ぶのを今から楽しみにしています。
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今回の体験談は以上になります。
当店「山武扇舗」のネット通販では、京都製の扇子を多数扱っていますので、よろしければそちらもご覧ください。