扇子は折りたためるというところに最大の特徴があり、扇子の便利なところです。
折りたためるのでコンパクトに収納や持ち運びが出来るのでかさばらず、普段の持ち歩きやはたまたお土産や贈り物に買って帰るのにとても重宝されます。
その扇子の正しい開き方、閉じ方について今回は説明したいと思います。
正直言って「正しい」開き方閉じ方というのは特に定義はないかと思います。
イキナリ本末転倒な事を言ってしましましたが。。笑
しかし、扇子を長持ちさせるためにはある程度丁寧に開け閉めをする必要があるように思います。
まず、やはり両手で持ってゆっくりと開けるのが扇子にはいいかと思います。
閉じる時も同様で、折り目を意識しながら丁寧に閉じてください。
舞扇子や飾り扇子等、骨の本数が少なくて紙も骨も固い扇は特に最初のうちは要(かなめ・扇骨を束ねてる部分)もきつめですので気を付けて開け閉めする必要があります。
特に閉じる時に、中のあたりの紙が折れ込んでしまう「中折れ」という状態になってしまうともうその癖が付いてしまい直らなくなるので注意が必要です。
それを防止する為にうちでいつもオススメする閉じ方はまず両方の親骨(両脇の太い骨)の手前の一間(ひと折)を先に畳んでから全体を閉じるというやり方です。
これを…
↓
こうしてから閉じると中折れはしにくいです。
最初のうちはオススメです!慣れてきたら普通にも閉じやすくなると思います。
あと、扇子の開き方といえば、片手でバラッ!と開く所作を思い浮かべますよね。
あれは、使い始めで要が固いうちはやりにくいと思いますね。
夏扇子の短地の男持ちのものなんかですと、しばらく使って要が滑らかになってくるとやりやすいかと思います。
こういうタイプですね。
しかし、このタイプでもやはり閉じる時は両手で行った方がいいと思います。
基本的にはこんな感じですが、個人のクセや、扇子自体の個体の差もあるので自分の開けやすい、閉じやすいやり方でも私はオッケーだと思います。
お気に入りの扇子を長くご愛用頂く為の参考になれば幸いです!