主に夏扇子のお話ですが、お客様によく聞かれる事のひとつに、扇子ってどれくらい長持ちするの？ということがあります。
京扇子は基本的に丈夫な作りになっておりますので、長くお使いいただけるかと思います。
もちろん、使い方や使う頻度や環境、そして物によっても変わってきますので一概には言えないのですが。
夏の間、常に持ち歩いて毎日使い続けて消耗品的に一年舞に新しい物に買い替えてるという方もいらっしゃいますし、ひとつ良いものを購入されてそれを長く大事に使われるという方もいらっしゃいますし、そういったスタイルの違いによっても変わってくるかと思います。
製品によっても違いがあり、こういった絹張りの製品ですと紙だけのものより丈夫になっております。
私が聞いた中ですと、7～8年使ってるよ！というのが一番長持ちされてましたね。
そしてやはり丁寧に取り扱っていただきますと、持ちは飛躍的によくなると思います。
開け閉めを丁寧に行うのも大事ですし、持ち運ぶ際には扇子袋に入れられると、ポケットやカバンに入れていても紙の部分がスレるのを防げるので効果は大きいですね！
しかし、扇子を買い替えられるタイミングとしては「紛失した」というのが一番多いと感じます。
知らない間に落としていたり、どこか飲食店によった際にうっかり置いてきてしまったり…。
かくいう私も何度か紛失してしまった苦い過去がございます…。
扇子屋として情けない話ではありますが。。。笑
これはなかなか悲しいですが、体から離れるタイミングがある以上防ぎようがないのですが。。
これに関しても
「どうせ失くしちゃうから安価なものをその度に買い直してる！」
という方と
「一度よいものを購入したら愛着が沸いて気を付けて持ち歩くようになったので紛失しなくなった！」
という方がいらっしゃいますね。
ということでどのくらい長持ちするかというと本当に人によって変わってきます。
しかし、上記のように少しだけ気を付けていただくだけでかなり持ちは良くなりますのでご参考までに♪
長くつかっているとやはり要が緩くなってきたり、紙が浮いたり多少の不具合が出てくることがありますが、出来る限りの補修は当店が責任もってさせて頂きます。
せっかくの京扇子ですから長くご愛用していただきたいと思います。
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