今回は、当サイトへお寄せいただいた舞扇子に関する体験談をご紹介します。
今回は、吉村流の日本舞踊を習っている方の体験談です。
子どもの頃から日本の伝統芸能を習っていて・・・
はじめまして。わたしは、神奈川県川崎市在住の23歳です。
わたしは幼少期から好奇心旺盛で、色々なお稽古ごとをしてきました。
ピアノや英会話もやりましたが主に好きだったのは習字と和太鼓です。
その他にも、陶芸やお花、お茶など・・・母親が、古風なお稽古事が好きだったこともあり、他の方と比べると恐らく日常的に日本伝統文化に触れる機会が多かったです。
また大人になってからは、ヨガやボルダリングなどアクティブなお稽古事にも挑戦しましたが、小さい頃に感じたワクワク感を心のどこかで求めていた気がします。
日本舞踊をはじめたきっかけ・・・
たまたま仕事で海外からのお客様と話す機会があり、《日本伝統文化について教えてほしい。》と言われた時に上手く説明できなかった自分に恥ずかしさと悔しさがありました。
小さい頃の記憶で説明したものの、もう一度あのワクワク感を感じたいと思うようになりました。
そんなことを思っていると・・・ある日、会社の同僚と「日本舞踊に挑戦してみよう。」ということで、インターネットで会社と自宅から近く、初心者でも通えるところを探し始めたのが日本舞踊をやりだしたキッカケです。
流派は吉村流で、女性の先生から個人レッスンで月に3回ほど通っています。
日本舞踊・吉村流のお稽古は・・・
最初は、《踊る》ということが、慣れなく恥ずかしい気持ちもありましたが、お着物を着ると自然に背筋がシャキッとなり、心も穏やかになります。
知らない世界に飛び込み、やっぱり新しいことに挑戦して良かったと思いました。
初めてまだ3カ月ほどですが、新しい趣味として楽しく通っています。
友達にも踊りを始めた!というと、興味を持ってもらえて嬉しいです。
着物や舞扇子も体験レッスンのあとにすぐに買いに行きました。
初めて買った舞扇子は・・・
舞扇子は先生に紹介していただいた浅草の老舗のお店に買いに行きましたが、たくさん種類があって迷ってしまいました。
しかし、それすら楽しくて友達とショッピング感覚で色々なものを合わせて選べたので、扇子選びも楽しみの一つだと思います。
まだお稽古用しか購入していませんが、今後もう少し上手になって人前でお披露目出来る用になったら買いたいと思っている扇子の柄があるので、それまでお稽古を頑張りたいと思います。
練習中の演目は英執着獅子
今、練習中なのは「英執着獅子(はなぶさしゅうちゃくじし)」という演目です。
能の「石橋(しゃっきょう)」は、歌舞伎に入ると女形舞踊と変化しましたが、この「英執着獅子」もそのひとつとされているそうです。
全体的には、古風でゆったりとした曲となっていて、まだ体が慣れていませんが心を落ち着かせて踊ることが出来る好きな演目です。
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今回の体験談は以上になります。
当店「山武扇舗」では、舞扇子を製造・販売しております。ネット通販でも扱っていますので、よろしければそちらもご覧ください。
また、ネット通販には掲載していない舞扇子も数多く扱っており、日本舞踊に精通した店主が各流派、踊りの演目に合わせた扇の御相談にも応じさせていただいております。