先日の日曜日の事ですが、先斗町歌舞練場へ藤間勘祐悟さんが主催される「友游会」という舞踊公演を縁があって観覧しに行って参りました。
結構久しぶりに歌舞練場行ったんですが、やっぱり立派で趣のある建物ですねえ。
11時から始まり19時半までの長丁場でしたが、私は時間の都合もあり全ては観れなかったのですが、自分的に観たかった演目は観れたので良かったです。
私が観れたのは、長歌「俄獅子」 / 清元「玉兎」 / 長歌「静と知盛」 / 「羽衣三番叟」「うちわ売り」「うかれ雀」 / 常磐津「大守彦七」 / 地歌「鐘ヶ岬」 / 常磐津「蚤のかっぽれ」の9種の演目でした。
普段、舞扇を扱っていてよく耳にする演目も実際に生で観れる事はあまりないのですが、いくつかそういうものも観れたのが良かったですね。
そして演目の内容や使っている道具、衣装にも注目して観たらまた更に楽しめますね。
地方(じかた・音楽を演奏する人)も入っておられ、生の音ならではの良さも感じられました。
そしてやはり舞扇子はほとんどの踊りの中で使われ、それぞれが踊りに合った素敵なものが使われておりその舞に彩りを添えていました。
特に「俄獅子」では二枚の扇を蝶のように合わせて持ったり、獅子毛と鈴が付いたもの(扇獅子)を使ったりで興味深かったです。
舞踊の道具としての扇子の奥深さを感じましたね。
今回久しぶりに舞踊公演を観覧させていただきましたが、本当に様々な趣向をこらして舞台が作られており、昔からの日本の文化の良さを存分に感じられましたし、バラエティ豊かな構成で本当に楽しめました。
それぞれの演目はどういう意味なのかな?とかどういって経緯で作られたのかな?などなどそういった事を調べるのも楽しいですし、とてもよい勉強になりました。
皆様も機会がございましたら是非とも舞踊公演に出かけてみて下さい♪