舞扇子には寸法(サイズ)が何種類かございます。
今回は代表的な寸法とその意味や使い分けについて解説したいと思います。
ちなみに、ここで言う寸法とは、扇を閉じた時の上から下までの「長さ」の事を言います。
上から8寸、8寸5分、9寸、9寸5分、尺
■9寸5分
まず、最も一般的な寸法は「9寸5分」でだいたい29cmです。
恐らく大人が、特に女性が使う舞扇子としてはこの寸法がお稽古やお舞台を通して一番多いかと思います。
この寸法のものが種類も充実しており、当店でも最も多くラインナップしております。
■尺
そして少し大き目なものになると「尺」になり、だいたい30cmくらいです。
こちらは主に大人の男性や、女性でも少し大柄の方や男踊りをされる時に使われることが多いかと思います。
やはり大きいので舞台映えもよく存在感があります。
■9寸以下
小さい物になると、9寸(約27.5cm)や8寸5分(約26cm)や8寸(約24.5cm)のものがあります。
これは主に小さなお子様が使われる事が多いです。ですので、柄もかわいらしい色遣いのものが多くなります。
小学校も高学年くらいになってくると、通常の9寸5分の物を当店ではお勧めしております。
お流派や地唄舞など、踊りの種類によっては大人でも9寸のものが使われることもありますし、小唄では8寸5分のものが使われます。
9寸5分のものを9寸に落として仕立てることも商品によっては可能です。
当店のネットショップでも9寸のものはわずかながら取り扱っております。
——————————————————————————–
以上、舞扇子の主な寸法はだいたいこのような感じですね!
今回はあくまで基本的で代表的な使い分けについて説明しました。
実際に使われる寸法はお流派やその方個人のこだわり等によって変わってくる場合もございます。
例えば、女性でも尺寸を使われる方もいらっしゃいますし、男性でも9寸5分を使われる方もたくさんおられます。
どういった寸法を使ったらよいかわからない、こんな寸法の扇子が欲しいのだけど…等々舞扇子のことならなんでもお気軽に山武扇舗にお問い合わせくださいね♪