2016/11/07(mon)
先日の文化の日の祝日に舞鶴に行って参りました。
京都府の北部に位置する舞鶴市は同じ京都府下とはいえ、京都市からはかなり距離があるのであまり行く事がないのですが、行ってみると見どころがたくさんで非常に楽しかったです。
舞鶴湾を臨む舞鶴市は、かつて「舞鶴鎮守府」とされ日本海軍の軍事拠点となっていた港町であります。
現在は海上自衛隊の施設がたくさんありますし、私もいち男としてなにかと興味津津でした!
京都縦貫道をひた走りまず到着したのは「赤れんがパーク」。
戦前までは軍隊の倉庫として使われていた赤れんがの建物を利用して、カフェであったり舞鶴や海軍にまつわる歴史の展示をしたりされています。
古めかしく趣のある外観とはうって変わって中はキレイでした!
非常に興味深い展示がたくさんありました。
太平洋戦争系の映画のロケ地としても使われているとのことでした。
(私が去年唯一映画館で観た映画「日本のいちばん長い日」もここでロケされてたみたい!)
そして、この赤れんがパークから10分ほど歩いたところにある「海上自衛隊舞鶴基地北吸桟橋」へ。
ここではなんと、海上自衛隊の護衛艦やミサイル艇を間近で見学することが出来るのです!
これには普段「男の子的なもの」にあまり興味を示さない私もかなり興奮しましたね!(笑)
護衛艦「まつゆき」です。ほんまにめちゃ大きかったですね!スゴイ迫力でした。
日によっては、艦艇に上がって見学出来る時間もあるようですのでその日を狙っていくとさらによいかと思います!
二台並んだミサイル艇。砲台がリアルですごい!と思うと同時にいざこれを使うような事を想像してちょっと怖かったですね。
対岸にはイージス艦も、さらに大きなタンカーも見れました。
お昼ごはんはとれとれ市場にて海産物を思う存分楽しみました!
港町の海産物は本当にウマイ!!(それと同時にビールも何倍も美味しく感じる!笑)
その場で貝やカニやエビを焼いてくれるのはこういう漁港の市場ならではですね!最高!
お腹一杯になったところで、お次は「舞鶴引揚記念館」へ。
こちらは、太平洋戦争後に各地に取り残された人々や捕虜となった兵士達を迎え入れる拠点となった歴史の資料を展示してあります。
「シベリア抑留」については特に詳しく解説されていました。
ソビエト軍に捕虜として拘束された兵士達は帰る事を許されず、肉体労働を強いられていました。
(収容所での様子を人形で表しています。貴重な食糧の分配でもめごとが起きないように自作の天秤で黒パンと呼ばれる粗末なパンを計っている)
終戦が夏だったことで、ほとんどの兵士は冬服を持っておらず、ソビエトから支給されたわずかな防寒着で極寒のシベリアで過ごさざるを得なかったというのが印象に残っています。
極寒のシベリアでの強制的な肉体労働は想像を絶する厳しさだったようです。
歴史の授業で言葉だけは知っていた「シベリア抑留」というものがどういうものだったかが非常によくわかりました。
帰りを待つ側の人々の資料もたくさんありました。
本当にたくさんの資料が展示されています。
また違う角度から戦争の悲惨さ、残酷さを学ぶことができました。
記念館のとなりの引揚記念公園は高台になっており、舞鶴湾のキレイな景色を楽しめます。
ちょうど夕暮れ時でめちゃキレイでしたね~。
平和の尊さを感じた時間でありました。
(望郷慰霊之碑。祖国に戻ってこれなかった人たちの無念が伝わってきました。)
最後は船の形をしており、実際海に浮かんでいる「エル・マール舞鶴」という施設へ。
中では船やエネルギーに関する展示がされています。
特に豪華客船の模型や資料や色んなデータは興味深かかったですね♪
こちらはかの有名なタイタニック号についての展示。
今回は時間的に観れませんでしたが、プラネタリウムも観れます!
外にでればこれまた見事な舞鶴湾の景色が一望できます!
望遠鏡もあり、遠くの船も観れたりしますよ!
ここで日暮を迎え、今回の舞鶴行は終了!
思った以上に楽しめましたし、舞鶴を味わい尽くしました!
時間があれば足をのばして天橋立方面まで行くのもいいなあ。
お土産に購入した私の大好物・ホタルイカの沖漬も実に美味でした。
非常に素晴らしい文化の日でございました。