今回は、当サイトへお寄せいただいた扇子に関する体験談をご紹介します。
今回は、着物を着る時に扇子を活用している女性の体験談です。
京都で就職して扇子に出会いました
私は29歳の女性で、仕事は京料理の料亭で接客をしています。住んでいる所は京都市です。
私が扇子と出会ったのは、青森から京都へと移り住んだ時でした。
青森に居た時はあまり和装をした事がなく、七五三とか夏に浴衣を着る、成人式での振袖程度だったのです。
しかし地元に職がないからと京都へ引っ越して、京都にある料亭で働きだした時にそこの制服が着物だったので、そこから着物や扇子に触れるようになりました。
扇子を初めて買ったのは22歳の時で、自分で着物の着付けを出来るようになってから時々休みの日も着物で出かけるようになったので、小物も欲しいと思っていたのです。
仕事中に扇子を持っていると…
四条河原町の扇子屋さんで和紙の扇子を買って、それを職場でも使用するようになりました。
帯に指していると外国のお客さんが食いついてくれるので、そこから会話も出来るからです。
コミュニケーションをするのに丁度良くて、その内お店の皆が扇子を持つようになったのでした。
出かける時は季節や着物の柄に合わせた扇子を…
私は今では1人で着物を着付け出来るようになりましたので、仕事が休みの日はたまに着物で出かける事もあります。
そういった時に、春は桜の絵柄の入った扇子だったり、夏は朝顔、秋は紅葉や月、冬は白い兎の可愛い柄と使い分ける事もします。
他にも着物の柄や色に合わせて持つ扇子を変える事もあったりと、お洒落を楽しんでいます。
扇子は観光客にも評判で…
職場は京都の観光地にあるので、よく外国からのお客様がやってきます。
近くにお土産物屋さんがあるのですが、そこで買ったらしい扇子を見せてくれる人もいます。
まだ扇子を持っていない人は「それってどこで売ってるの?」と聞いてくるので、お店を教えたりもするのです。
そうやって話していると「京都にはこんなに素晴らしい物があるのか」と喜んでくれたり、「また来るね」と言ってくれる人もいるので嬉しくなります。
お昼にお店に食べにやってきて、扇子を気に入ってくれたのか目をキラキラさせながら私の持っていた扇子を見ていた小さい女の子もいました。
その子が夕方にまたやってきて、その時にご家族に買ってもらったらしい扇子を見せてくれた事もありました。
他には祖国の両親や友人へのお土産にすると喜んでもらえそうだと言って、扇子を買って帰ると言っていた人もいます。
女性だけではなく男性にも評判が良かったので、扇子ってこんなにも人を引きつけるんだなと思いました。
和装には勿論ですが、洋装にも合うと思うので、これからももっと扇子が普及すればいいなと思います。
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今回の体験談は以上になります。
当店「山武扇舗」のネット通販では、体験談に出てきたような扇子(夏扇子)を多数扱っていますので、よろしければそちらもご覧ください。