今回は、当サイトへお寄せいただいた扇子に関する体験談をご紹介します。
あるきっかけで扇子を初めて使って以来、手放せなくなった女性体験談です。
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扇子を使うようになったきっかけ
私が初めて、夏じゅう常に携帯するようになった、そして今でも愛用中の扇子は、ある人からいただいたものです。
それをいただいたのは、まだ私が30代の頃。
現在私は52歳になる女性で、およそ15年ほど使用し続けていることになります。
今は愛知県名古屋市在住の専業主婦ですが、かつて子どもを対象にしたインストラクタ-の仕事をしていたとき、教え子のお母様からその扇子をいただきました。
そのお母様は、毎年のように季節の贈り物を下さる方でした。
それもありきたりの品物ではなく、バッグやスカーフなど身につけて愛用できるようなセンスの良い品物を選んでくださるのです。
扇子もそのような、とある夏のギフトとして贈られたもののひとつでした。
扇子のイメージを変えた頂きものの扇子
少し透け感のあるやわらかいピンク基調の、とても若々しくて品のあるデザインの扇子です。
それまで私は扇子といえば、ナチュラルな木の枠に日本的な絵柄が描かれた和紙が張られた、年配の人が持つシブい雰囲気のものという固定観念がありました。
30代の自分が、扇子を持つという意識がありませんでした。
ところが期せずしていただいたその扇子は、きれいな色調の若い人向けデザインで30代の女性が持つのに何の違和感もなかったのです。
それまでの扇子の概念を覆すようなおしゃれな扇子を知ったのは、そのときが初めてでした。
そのすてきな扇子が大いに気に入った私はさっそくその夏から扇子デビューしました。
子どもたちの前でパタパタとその扇子であおいでいると、子どもが珍しいものでも見るかのようにじーっと見ていたことを今でもよく覚えています。
扇子の便利さ
いったん使い始めると、扇子というのはとても便利なものだと気づくようになりました。
うちわと違って折りたたんで簡単に携帯でき、必要なときにさっと出して使用することができます。
その扇子には淡いピンクに白の小花が散った扇子と同じ柄の収納袋もあり、毎年夏になるとバッグの底にしのばせています。
だんだん年齢を重ねてきて、若いころにはあまり苦にならなかった夏の暑さがこたえるようになり、扇子があると非常に重宝するようになりました。
私にとっては夏の外出時に欠かせないものとして、すっかり定着した扇子は、移動中の駅の中や、目的地に到着したときの吹き出す暑さをしのぐためなど、大活躍しています。
和紙製ではないので、破れるという心配がなく使い続けられるのも気に入っています。このまま、できるだけ長く愛用していきたいと思っています。
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今回の体験談は以上になります。
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